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試験実施内容

 

艤研受番号第81063号

 

1. 目的

現在ISOにおいて、艇長24m以下の小型船舶の船内に据えつけられたガソリンエンジンからのバックファイヤーフレームが周辺の環境に広がる事を防ぐ為に、その試験方法(最小限の要件)を規定する方向にある。そこで当試験は、その規格案である「ISO/CD13592 Small craft-Backfire flame control for petrol engines」における爆発試験方法の評価を目的として実施する。

 

2. 試験及び試験装置の概要

「ISO/CD13592 Small craft-Backfire flame control for petrol engines(小型船舶-ガソリンエンジンのバックファイヤーフレーム制御)」における6.3爆発試験項目に従って、本田技研工業株式会社浜松製作所にてバックファイヤーフレーム制御装置(以下テストスタンドと記す)を制作し、船舶騰製品研究所の耐圧防爆試験装置を利用して評価試験を実施した。
2.1 試験実施日 平成8年6月12日 温度23℃/湿度75%
2.2 試験品
1)品名 バックファイヤーフレーム制御装置(テストスタンド)及び点火装置
2)型式 ISO/CD13592準拠
3)供試品 SAEJ-1926Barbron corporation certified(米国認可品)
4)製造会社名 本田技研工業株式会社 浜松製作所汎用機工場
2.3 試験装置及び計測機器
1)試験装置(試験ガス混合装置) 耐圧防爆試験装置(信和ガス装置株式会社製)
2)試験ガス プロパンガス(LPG使用)常温
3)ガス濃度分析
理研計器株式会社製 赤外線ガス分析計(RI−101D)
理研計器株式会社製 ガス検定器(18型)
4)圧力測定
圧力変換器 PGM−2KC 共和電業?
動歪測定器 CDA−110A 共和電業?
記録計 ORP−1200 横河電機?
5)流量計耐圧防爆試験装置の流量計を使用

 

バックファイヤーフレーム制御装置概略を図1に、試験装置の概略を図2に示す。試験装置外観及び供試品外観を写真1、写真2に示す。

 

 

 

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